キシレンは包埋からから封入まで様々な工程で利用されますが、キシレン代替品はキシレンに比べ毒性が低く、法規制の該当項目がより少ない上、同様な工程で中間剤、脱パラフィン剤、透徹剤の工程でキシレンの代替として使用できます。Clear Plus(クリアプラス)はキシレンとは全く別の化学構造を持つ石油精製物です。
名称 |
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構造式 | |||
ベンゼン環を有する | アルカン(脂肪族炭化水素) | ナフテン系化合物 | |
におい |
有り | 微臭 | 微臭 |
揮発性 |
速い |
速い |
速い |
毒性 | 毒性強い | 極めて低毒 | 極めて低毒 |
毒劇法 | 劇物指定 | 対象外 | 対象外 |
PRTR法 | 該当 | 該当しない | 該当しない |
★香りはサンプルでご確認ください。
キシレン代替品を導入時には、その代替品にあった封入剤を選ぶことが大切です。
(自動封入機対応・手封入用)
安全性の高いキシレンフリーの封入剤です。
粘度により2種類(パラマウントN,パラマウンドD)のご用意がございます。パラマウントDは自動封入機に対応。
パラマウントNはお好きな粘度に希釈してお使いいただけます。
(自動封入機対応・手封入用)
速乾性に優れた、キシレンベースの封入剤です。
粘度により2種類(エクセルマウント220,エクセルマウント480)のご用意がございます。
(手封入用)
粘性が低いので伸びがよく使い勝手の良いトルエンをベースの封入剤です。
これらはClearPlus、Hemo-De、Hemo-Clearすべてに使用できる封入剤です。Hemo-Deは市販されている封入剤も使用することができますので(クリアプラスも一部製品に対応)、現在ご使用の封入剤との相性を確認の上、ご使用ください。
いいえ。キシレンフリーの環境を考えれば全工程を切り替えることをおすすめしますが、キシレンとの併用も可能ですので、お客様の状況に合わせて工程ごとにご検討いただければと思います。
・キシレン代替品に興味はあるけれど、なかなか最初の一歩が・・という方、まずはメールでお問い合わせください。
・施設に合った提案をしてほしい
・導入事例や導入の参考になるプロトコルを確認したい
・封入剤との相性などが知りたい。
・申請のためにキシレン毒性に関する資料、法規制などの情報が必要
・導入に際しての価格試算をしてほしい
・使用時のコツを教えてほしい など。